初期化パラメータ

1.初期化パラメータを操作するSQL


現在有効になっている初期化パラメータを調べる

SELECT * FROM v$parameter;


初期化パラメータを設定する

ALTER SYSTEM SET 初期化パラメータ名 = '設定する値' ;


初期化パラメータをクリアする

ALTER SYSTEM SET name = '';


変更した初期化パラメータの反映はインスタンスの再起動が必要。
(パラメータの種類によっては再起動の要らないケースもあるが、可能ならしておくべき)



2.SPFILEとPFILE


初期化パラメータにはSPFILEとPFILEの2種類ある。
SPFILEはoracle9iから追加されたもので上記のALTER SYSTEMで書き換えることができるのはこちら。
PFILEはテキストファイルinitORACLE_SID.oraという名前で格納されている。
通常はSPFILEの設定が優先される(はず。。。)。




3.チューニングのとき考慮するとよいパラメータ


DB_BLOCK_BUFFERS
 データベースキャッシュで使用するメモリのサイズ
 一度、READしたものがキャッシュされるのでSELECTが速くなる


LOG_BUFFER
 REDOキャッシュで使用するメモリのサイズ
 REDOファイルを書き込む回数が減少するので更新が速くなる


SHARED_POOL_SIZE
 共有プール領域のサイズ。
 SQL文の実行計画がキャッシュされるのでSQLの解析時間が速くなる。


DB_FILE_MULTIBLOCK_READ_COUNT
 ディスクからのI/Oで1回に操作するブロックのサイズ。
 サイズを大きくすると大量データの読み込み時にI/O回数が減少する。


SORT_AREA_SIZE
 ソート処理で使用するメモリのサイズ
 ここの値が小さくてソート処理がメモリ上で行えない場合、
 ディスク上(TEMPORARY表領域)で行うのでレスポンスが悪くなる




4.その他


EnterPriseManegaerからも初期化パラメータの操作は可能だが、
すべての初期化パラメータを操作できるわけではないので注意。