Windows PE 2.0


Windowsのプレインストール環境でCDやDVDから起動することができる機能限定版。
無償でダウンロードが可能。




作り方


1.ダウンロードセンターよりWindows自動インストールキット(WAIK)をダウンロードする (約700MB)


2.ダウンロードしたWAIKをDVDに書き込む or 仮想ドライブにマウントする
(今回はDeamon Toolsを使用して仮想ドライブにマウントした)


3.マウントしたドライブから「Windows AKIのセットアップ」を実行し、WAIKをインストールする


4.スタートメニューより「Windows PEコマンドプロンプト」を起動する


5.Windows PEコマンドプロンプトより以下のコマンドを実行する

--x66(32bit向け)の作業フォルダを作成する
copype x86 D:\WinPE


--作成したフォルダにWindowsPEを展開する
imagex /apply D:\WinPE\winpe.wim 1 D:\WinPE\mount


--オプションとしてWSHをインストールする(必須ではない)
peimg /install=WinPE-Scripting-Package D:\WinPE\mount\Windows 


--追加のデバイスドライバをインストールする(必須ではない)
--※ D:\Drivers\hogehohe.infはインストールしたいドライバのフルパス)
peimg /inf=D:\Drivers\hogehohe.inf D:\WinPE\mount\Windows


--作成したmountフォルダの中身をISOフォルダにWIMイメージに変換して配置する
imagex /capture D:\WinPE\mount D:\WinPE\ISO\SOURCES\BOOT.WIM "WinPE DVD" /boot /compress maximum 


--ISOフォルダをISOイメージに変換する
oscdimg -n -bD:\WinPE\etfsboot.com D:\WinPE\ISO D:\WinPE\WinPE.iso 


6.作成したISOファイル(上記の手順ではWinPE.iso)をISOイメージでDVDに書き込む。
WindowsXP標準ではISOイメージで書き込めないのでISO Recorder等を使用すること!!





使用上の注意


Win PEをシャットダウンしたい場合は、wpeutil shutdownコマンドを実行すること。
プロンプトを閉じたりするとマシンがハングアップしたりすることがある。


Win PEにはエクスプローラがない。
もし、GUIでファイルを操作したい場合はnotepad.exeでノートパッドを起動し、
メニュー「ファイル」→「開く」で表示されるダイアログで操作することも可能。